予備校レポート Yobiko Report

「佐野らーめん店」で新しい人生を歩んでいく受講生や講師の方たちを、佐野らーめん予備校スタッフが直撃取材しました。

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「晴れる屋」をオープンしたことで大きく広がった
家族との楽しい時間、ラーメンづくりの面白さ、ご近所との交流。

受講生
青竹手打ち佐野らーめん晴れる屋
小林 隆宏さん
作成日 2022.06.30

小林隆宏さん

今回のレポートは、予備校レポートの栄えある1回目に登場していただいた、「青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋」の小林さん。当時はまだオープン前でしたが、今回はオープンから1年がたった現在の状況を取材。店舗運営だけでなく休日の過ごし方や、佐野での暮らしなど、たっぷりとお話を伺いました。

オープン時の人気は、今も持続。奥様との二人三脚で、お客様をおもてなし。

先ずは現在のお店の状況を率直に伺うと、「想像していた以上に順調です。」と笑顔で答えてくれました。オープン初日は開店前から行列ができ始め、お昼過ぎまでお客様が途絶えなかった、ということをこのホームページでもお伝えしましたが、1年半を過ぎた現在も、その人気ぶりは持続しています。実は、当初はオーナーである小林さん1人で運営しようと考えていたそうですが、お客様が増えたことで奥様が手伝うようになったそうです。「自分1人でやろうと思っていたのですが、1人では無理。そこで予定にはなかった妻に頼みました。接客だけでなく、暇さえあれば掃除などもしてくれるのでとても助かっています」。取材中、テキパキと動く奥様の姿を見て、晴れる屋さんの好調の理由は、奥様の支えも大きな力になっていると感じました。

目標の売上額を決め、毎日無理をせず運営。

オープン時は忙しく時間配分が大変だったそうですが、現在は仕事にも慣れ、日々の業務はルーティン化。「6時起床で1日が始まりますが、時間配分が正確に出来るようになったので全く苦を感じることはありません」。営業時間は11時半から途中休憩を挟み、20時半まで。しかし、早めに終わる日が多々あるそうです。晴れる屋さんが提供しているのは青竹手打ちらーめん。その日提供する麺の数を決めてつくっているので、無くなり次第、終了になります。「麺を打つのは、決して楽ではないですが、今は毎日が楽しいですね。でも無理はしたくないので、数を決めて営業しています。おかげさまで希望の売上額を達成しているので、早めの閉店も可能になっています」。お店の掃除や片付けが終わった後は速やかに帰宅。中学生になるお子さんと食べる夕ご飯の時間を楽しみにしているそうです。

佐野らーめんを勉強することが、今は、ただただ楽しい。

休みの日は、奥様と一緒に他店の佐野らーめんを食べに行くことが多いそうです。「1日3食、食べることもありましたよ。今は太ってきたので少し控えていますが(笑)。佐野らーめんは本当に奥が深いんです。店によってスープも具材も違いますから、食べれば食べるほど勉強になりますね」。その他の休日の過ごし方を訊ねると「ラーメンの丼を見に行ったり、ラーメンのユーチューブを見たりしています。」とのことです。私が、ストイックなんですねと言うと、「全くストイックではないんですよ。佐野らーめんを食べに行くことも、YouTubeで勉強することも、本当に楽しい。楽しくて仕方ないことを、ただやってるだけなんです。」と。小林さんには、お店をもっと良くしたい、昨日よりも美味しいものを、毎日提供したい、と言う思いが根底にあり、そのために努力をすることは“楽しさ”しかないそうです。

ご近所さんとの交流も増え、家族みんなが佐野での暮らしを満喫。

小林さんは宇都宮出身、奥様は岩手出身。佐野とは縁がないお二人ですが、現在はお店の近くにある住まいに家族3人で暮らしています。「もともと妻は移住をすることはウエルカムな性格なので、引っ越すことに抵抗はありませんでした」。実際に住んでみての印象を伺うと、「佐野は住みやすいですね。買い物だけでなく、何をするにしても佐野市内で全て完結できるのはとても便利です」。お子様はちょうど中学に入学するタイミングの引っ越しになりましたが、学生生活をとても楽しんでいるとのこと。また、小林さんはご近所付き合いを大切にし、多くの方と仲良くなっているのも印象的でした。「オープンするにあたり、ご近所さんに挨拶をしてまわったのですが、みなさん気持ちの良い方ばかりで、その後私のお店に来ていただいたり、私も伺うこともあります。あたたかい方ばかりで、この地でオープンして良かったなって、改めて実感しています」。

卒業後も予備校のサポートがあるので、ラーメンづくりに専念することが可能。

佐野らーめん予備校に入学した当時のことを伺うと「もともと中国料理人でしたが、ラーメンは作ったことがありませんでした。スタートラインは、未経験で入学した方と同じ。ゼロの気持ちでスタートしました」。謙遜ではなくそう話す小林さんに、不安はなかったのか伺うと「予備校のおかげで全くなかったですね」と即答。スープ、麺づくりの基礎はもちろんのこと、開業にあたっての店舗探し、家族が暮らす住まい探しなど、本当に頼れる存在だったそうです。「それだけじゃないんですよ。お客様にお見せするメニューもデザイン・制作していただきました。素人の私が作ろうと思ったら、このようには出来ませんから助かりました。おかげで、私は大好きなラーメンづくりのみに専念できます」。佐野らーめん予備校は、卒業して終わりではなく、その後もずっとその方に合わせてサポート。予備校スタッフは、晴れる屋さんに顔を出し、困りごとなどがあれば聞いて、俊敏に対応しています。

お客様が喜んで来店し続けるために、大切にしていること。

晴れる屋さんファンならご存知だと思いますが、オープン時から比べるとメニューの数がとても増えています。実は、当初は餃子も予定にはなく、調味料もテーブルの上には極力置きたくなかったそうです。メニューが増えていった経緯や気持ちの変化を聞くと、そこには小林さんのお客様への思いがありました。「例えば台湾らーめんは、最初は期間限定のラーメン。お客様から要望が強かったので、期間終了後、レギュラーメニューになりました。やはりお客様に喜んで来店していただくことが第一。“こんなラーメンがあるんだ、また来るよ!”と言われたら嬉しいんですよ。お客様との会話がとても参考になり、メニューは当初より増えました」。その他にも、中国料理人の腕前を活かした四川麻婆麺も人気。お客様が飽きることなく、喜んでずっと来店し続けてくれる。それが、小林さんのお店づくりのモットーです。

佐野らーめん予備校の卒業生は仲間。一緒に佐野を盛り上げていきたい。

佐野らーめん予備校を卒業し開業している人、そして今後開業を目指し準備している人たちに対しての思いを聞くと「佐野らーめん予備校を卒業した人達は、ライバルではなく仲間だと思っています。対等の関係でお互いに情報交換をしたいですね。そして佐野市を一緒に盛り上げていきたい。」、と小林さん。卒業をしても、予備校のスタッフや開業した先輩たちが佐野市にはいます。卒業生だけでなく、これから入学を希望している人にも心強い環境が整っています。

店舗情報
  • ・店名:青竹手打ち佐野らーめん 晴れる屋
  • ・住所:栃木県佐野市大和町2586
  • ・TEL:0283-85-9651
  • ・営業時間:11:30~14:30、17:30~20:30 ※麺、スープが無くなり次第
  • ・定休日:水曜日
  • ・座席数:16席(カウンター4席・テーブル席8席、座敷席4席)
  • 店舗公式instagramはこちら

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